神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
目と鼻の先まで迫った時、焔狐達は風船が破裂したように弾け消えた!
「ハハハハ!この程度の力では私に触れることすら出来ないようだ!
少しは気合い入れて楽しませて下さいよ!!」
鵺は向かい来る透達の方へゆっくりと歩き始めた。夜風にひらひらと漆黒の牧師服の裾がなびいている。
透と月読は二手に分かれると、左右同時に襲いかかった!
両手に炎を宿して髪を逆立てた透が、地面を蹴りつけて全力の拳を放った!
「骨まで燃えろくたばりぞこないが」
全身を鋼に変化させた強烈な拳が鵺の顔面をとらえた!
だが、透の拳は鵺の顔から振り抜くことが出来ずに止まってしまった。
拳に宿った炎だけが鵺が被っていた帽子を焼き尽くした…。
続いて斬りかかった月読の刀を右手の指で挟み込むと、透の拳を頬に当てたままニヤリと笑った。
「ハハハハ!この程度の力では私に触れることすら出来ないようだ!
少しは気合い入れて楽しませて下さいよ!!」
鵺は向かい来る透達の方へゆっくりと歩き始めた。夜風にひらひらと漆黒の牧師服の裾がなびいている。
透と月読は二手に分かれると、左右同時に襲いかかった!
両手に炎を宿して髪を逆立てた透が、地面を蹴りつけて全力の拳を放った!
「骨まで燃えろくたばりぞこないが」
全身を鋼に変化させた強烈な拳が鵺の顔面をとらえた!
だが、透の拳は鵺の顔から振り抜くことが出来ずに止まってしまった。
拳に宿った炎だけが鵺が被っていた帽子を焼き尽くした…。
続いて斬りかかった月読の刀を右手の指で挟み込むと、透の拳を頬に当てたままニヤリと笑った。