神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
「クックックッ…退屈だ…そんなものか神楽の末裔。
玄奘の方がまだましでしたよ?」
その場にいた透と月読にだけ聞こえるくらいの小さな声で言うと、妖力を上げただけで透達を弾き飛ばした!
それを遠くから眺めていた幹矢は、1人動かずに冷静に分析していた。
(少し妙だな…例え鵺が古来からの妖だとしても、あんなに強い気を持つだろうか?
今の一瞬の妖力解放の時、胸の辺りから感じたのは僕と同じ神仏の……。)
幹矢は目を細めて見つめた後、沙綺に問いかけた。
「沙綺、君は符術士だね?白蓮さんと御影さんの弟子ならば、滅魔結界符術は使えるかい?」
いきなりの幹矢の発言に戸惑いながらも沙綺は答えた。
「なぜアンタが禁呪の名前を知ってる!?確かに使えるよ!生き残ったら何故知ってるか話してもらうぜ?」
玄奘の方がまだましでしたよ?」
その場にいた透と月読にだけ聞こえるくらいの小さな声で言うと、妖力を上げただけで透達を弾き飛ばした!
それを遠くから眺めていた幹矢は、1人動かずに冷静に分析していた。
(少し妙だな…例え鵺が古来からの妖だとしても、あんなに強い気を持つだろうか?
今の一瞬の妖力解放の時、胸の辺りから感じたのは僕と同じ神仏の……。)
幹矢は目を細めて見つめた後、沙綺に問いかけた。
「沙綺、君は符術士だね?白蓮さんと御影さんの弟子ならば、滅魔結界符術は使えるかい?」
いきなりの幹矢の発言に戸惑いながらも沙綺は答えた。
「なぜアンタが禁呪の名前を知ってる!?確かに使えるよ!生き残ったら何故知ってるか話してもらうぜ?」