Tennis player
~次の日~
「さぁ~て…今日もテニス部見学行くかぁ」
テニスコートに向かおうとしたその時!
ドンッ!!
「っ……いったぁ!」
誰かにぶつかったんだ。
「! ごめんっ!大丈夫?」
ぶつかった相手は……
神成 直志だった。
「大丈夫だよ」
あたしはにこやかな笑顔でそぉ言った。
「ホントごめんっ!えっと………」
「天海 彩夏」
「あっ……天海さん!ホントごめんねっ!」
そぉ言って神成 直志は行ってしまった。
「あたしも行くとするかー」
テニスコートに着くと、美羽もいた。
相変わらず「有泉先輩」とほざいてる。
信じられない……。
やっぱ頭おかしい…。
「おいっ!神成!ボールとってきてくれ!」
えっ?……
神成?
「あっはい!」
振り向くとそこには神成 直志の姿が。
「あっ!天海さんもテニス部見学?」
「まぁね」
「俺はもうテニス部決定だな」
「たぶんあたしも」
普通の会話。
まさかこのあとあたしが神成 直志のコトを好きになるなんて思いもしなかった。