俺だけのもの
こここここわっっ…!!
どどっどうしよう!!!
とりあえづ
謝ろうっ
「あの…すっすいません…」
あたしは一度も
怖くて目を合わせて
いない。
ヤクザみたいな顔
だったらどうしようっ…
ギュッと目をつぶって
返事を待った…けど
返事はこない。
すると香水の
いいにおいがした。
後ろを向くと
その人は校舎に
むかって歩いていった。
ゆっ許してくれたの
かな…????
よっよかったぁぁあ!!
後ろ姿をみた。
背が高くて
金に近い茶髪で
セットしてて
怠そうに歩いていった。
どんな顔だったんだろ…??
怖かったぁ!
ホッと胸を撫で下ろして
るとチャイムが
なった
やばっ!!!!!
あたしは走って
校内へ入った。
すぐに煙草の匂いが
鼻についた。
高校だよね…本当に…
なんて思いながら
校長室を探す。
「お"らぁ!!!!」
パリーンッ!!
ビクッ!!!
上の階から
男の人の怒鳴り声と
共にガラスの
割れる音がした。
あたしはビックリして
思わず座り込んで
しまった。
あ〜こわいっ!!
誰かいないのぉ!
と涙目になりながら
まわりを見渡した。
一階は特に
スプレーでかかれてる
所もないし
窓も割れてない。
「大丈夫ですか?」
いきなり背後から
話しかけられたので
びっくりしながら
振り向いた。
多分ここの校長先生だと
思われる、おじさんが
あたしに手を伸ばして
くれていた。
「中原 実優さん…かな?」
「あっはいそうです!今
校長室を探してて…」
「あぁいいよこのまま
クラスに案内するから
ついておいで」
といわれて
あたしはビクビク
しながら
ついていった。