俺だけのもの
悠哉Side



「おい新人っこっちもたのむわ」


「おっす…」



「お前よく働くよな〜っ」




あと二ヶ月…
頑張れば…




………………………………


「二人暮らし〜っ!??」




「まぁ…」


「じゃああたしこのいえで一人じゃぁんっ」



「…。」




そうだ。二人暮らしと
言えばこのいえがあく。
柚一人になっかぁ…



「お兄ちゃん結婚するんだ?笑」



「あ?!ちげーよぶす」



結婚っ!?

まぁ当然実優とだよな…


「でもお兄ちゃんさぁお父さんのお金つかいすぎじゃない?たまにはさ、自分のお金でプレゼントすれば?」



そういって柚が
見せてきたのは…



「指輪…?」


「いえすっ二人暮らしするならこれくらいプレゼントしたなきゃね〜★」



「あっこれかわいいじゃんっ」




たしかにかわ………



いちじゅうひゃくせん…………


二十万…………



「買える訳ねーだろ。結婚すんじゃねんだぞ」


「いや買った方がいいよっ」


「いやかわねぇ」


「買いなさいっ」


「かわねっつってんだよ」


「買ってやれっつってんだろが?あ?てめぇそれでも男かよ。」



「………。」



そういって柚は
携帯を出して
誰かに電話をかけ始めた。
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