俺だけのもの
「これかわいい〜っ!!!」
「はぁ〜?女子ってこんなの好きなんか…」
「好きだよーっ♪♪」
あたしは逆に
翔くんを連れ回してた
「じゃあこれにすっかな♪」
「そうしなぁ★」
翔くんが買ったのは
くまのかわいい
ぬいぐるみ。
妹は小4なんだって♪
「じゃ買ってくるわ」
「はい〜」
以外に妹思いなんだなぁ
ちょお以外〜♪
♪〜♪〜♪〜
着信:悠哉
悠哉!!!??;;;;
「もしもし?」
『実優?』
「うんっ」
なんか元気ないっ…
『奈菜と遊んでんの?』
「うん♪今奈菜家だよ★」
『いつでもいいから、今日中に時間出来たら連絡くれねーか』
なんだろ…。
「今から…行くよ」
『大丈夫なのかよ?…奈菜は。』
「大丈夫だよ。」
『じゃああの噴水のとこで待ってっから。』
「うん…」
『じゃ…な』
ブツ…プープープー
「実優〜外にいたのかよっ探したじゃんっ」
「えっあっうん…ごめん」
肩で息してる…
探したんだ
「ごめん…あたし悠哉の所いってくる…」
「………行かせない」
「ごめんっなんか悠哉元気なくて…」
「そんなにあいつが大事かよ…俺にしとけよ…」
「ごめん…あたっ…
……翔くんの唇が
あたしに重なった
「バカぁっ!!!」
あたしは溢れるなみだを
こらえながら
走り出した…