俺だけのもの
悠哉に言われた
一言が頭をフリーズする
「わか…れる…?」
「うん」
「どして…?」
「お前の事信じらんねぇよ…」
え…っ
もしかして…
「違うのっ!!今日は妹の誕生日のッ…
「聞きたくねーよ!!!!!!」
「時間の無駄だったわ」
悠哉が地面に
箱を投げつけた。
「…じゃな」
悠哉があたしに
背を向けて歩きだした。
「待って!!別れるなんてやだぁっ!!悠哉っ」
後ろから抱き着いた。
「お前の事……信じらんねぇ…」
悠哉の目には
涙…。
腕を離されて
あたしを取り残して
愛しい人は
行ってしまった。
「ゆぅっやぁ…ごめっ…うぅ〜っ…」
涙は溢れるのに
悠哉に伝えたい事は
何も言えなかった。
地面に座り込んで
しまった…
目をやると
悠哉が投げ箱…。