俺だけのもの
『悠哉っ…いかないで…っ』
『………実優。ごめんな?』
『悠哉ぁっ待って悠哉っ!!!!!』
バッ!!!
「はぁはぁ…っ」
怖い夢…っ
悠哉が死んじゃう夢っ…
枕はびっしょり…
「よ…よかったぁ…」
夢でよかったぁぁあ…
安心した…けど
現実に戻っても
悠哉は隣にはいないし
あたしのために
もうわらってくれないん
だよね…
「だめだめっ!!朝からこんなんじゃっ!!!!」
両頬をたたいて
気合いを入れて、
学校に行く準備を
した。