俺だけのもの





『別れて』









………………はい?







「…え?」




「だーかーら別れろっつってんの。」




愛海さん????????!!


腕を組んで
壁によりかかってる…





こんな声
低かった?!
こんな言葉遣い
してたっけ…!?



もしかして…
二重人格???!!!



あたしの頭は
フル回転してた。




「きいてんのっ!!?あたしは悠哉をずっと前から知ってんの。ずっと前から好きなの。」






…悠哉の事
やっぱり好きなんだ…





「結婚の約束もしてたし」



………。






「だから何ですか?今の彼女はあたしですけど。」




ちっちゃいなりに
頑張ってそう言った。





「生意気なガキね。いいわよ。大人との差みしてあげる。」




「上等ですよ」








それだけゆうと
愛海さんはもどって
行った。





……負けないもんっ
彼女はあたしだしっ!!!




負けないと心に決めて
戻ったら


悠哉の隣には
愛海さん…





「ごめんねっちょっと悠哉の隣借りるね?♪」




悠哉は目で
謝ってる。





「いいですよ?そろそろ帰りますから♪悠哉っ帰ろ?」




ポカンとしてる
悠哉と愛海さん。






「ほらぁゆぅ早く♪」






「どしたんだよ;;」



「じゃあご馳走様でしたぁ♪愛海さんっ★」



下唇を噛んで
あたしを睨んでた。




おぉこわっ!!!!!
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