イケメン4兄弟と同居生活♪
俺はボタンを留め終わってから百合を見た。

目と目が合う。

「なんか・・・ごめんね。もう大丈夫だから。」
百合はまた笑顔で言った。
下手くそな笑顔で!

「嘘つけ!目笑ってねーぞ!」

俺は百合を引き寄せ抱きしめた。

「えっ?」

「まだ、体震えてるだろ!」

「何いって・・・・るの・・・・私・・・大・・・ヒッ・・・クッ・・・」

言葉を最後まで言わないうちに泣きだした。


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