夢の桜
第2章

日々の生活

翌日


昨日から桜と住み始めた

今日は一日目の朝

僕は桜より先に起きて台所に向かった






コーヒーをいれようとマグカップに手をかけた時だった











ガッシャーン











僕は呆気なくマグカップを流し台に落としてしまった



「はぁ…」



僕がため息をついた時部屋から桜がでてきた


「大丈夫!?」

「大丈夫…」

「あたしやるから、お兄ちゃん座ってていいよ」

「ごめんな…」

「…」

桜は何も言わなかった







朝食を食べる時もしっかりフォークが持てない



「食べられる?」

「おん」


なんとかご飯は食べられる



もう慣れたから




朝食が終わり桜は学校へ


「気をつけてな、」

「大丈夫、大丈夫」

「そういってると事故るんだよ」

「大丈夫だから!!」

「笑、いってらっしゃい」
「いってきまーす」

桜は自転車に乗り学校へと行った



俺の仕事は写真家


写真家になった理由


それは手が不自由でもボタン一つ押すだけで


その瞬間の美しさが撮れるから

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