時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜
【奈々芽】
毎日をどうやって生きてきたか解らなくなった。
総司の居ない今なんて無くなればいいのに…。
“コンコンッ”
「はい」
「入るわよ?」
おばぁちゃまだ。
「ご飯よ?」
「…要らない」
「いつまで食べない気?体に悪いわよ?」
「知ってるけど…」
「ふぅ〜…ねぇ奈々芽?私、言ったわよね?“世界が違う者同士が恋をするなんて後悔する”みたいな事」
コクリと首を動かす。
「解っててしたんなら自分に責任持ちなさい!!ご飯要らないなら自分でおじぃちゃまに言いなさい?」
皆が私を心配している。