時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


「大丈夫か?」


現実に戻された。


「寧々に連絡してみれば?ケータイの番号知ってるでしょ?」


「…知ってるけど、おかっぱと姫が怖くて」


“おかっぱ”と“姫”は“ちょんまげ”と“殿”の子供。
2人はもぅ居ない。
“猫”と“じゃらし”も代替わりして“まねき”“毛玉”になった。



色んな事が変わっていった。


「後…義父さんも」


「はぁぁぁ〜…いつまで経っても立場が弱いね…」


「う…煩い。もぅいい、寧々に連絡する」



と、言った。


「……寧々?お祖父ちゃんだけど、今日遊びに行っても…えっ?…誰がだって?…パパ?」


えっ?


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