時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


【総司】


元の時代に戻ってきて早1年が経ったある日…。



「今日は一段と月が綺麗ですぜ沖田師範」



僕は新撰組を脱退し小さな道場を開いた。


門下生は小さな子供から大人まで。
仕事と言うより趣味の一貫でやってる。


「今日は満月か」


懐かしい。
もぅ、あの時代には行けないのに。
奈々芽は元気にしてるだろうか…。
もぅ、新しい男が居るのだろうか。


「女々しいな♪」


「何か言いましたか?」



「いいや♪僕の独り言だよ」


「師範?自分、子供が産まれるんですよ♪」


「それは嬉しい事ですね♪」


子供か〜。


「はいっ♪出来ましたら、師範に命名をお願いしたいのですが?」


僕に?






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