時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


ふと、今までのアルバムを本棚から手に取る。



この短い時でアルバムが10冊って…。


「凄い量だよね…」


奈々芽も思ってたか。


「でも、いいんじゃん?思い出を残せるのは♪」



「まだまだ撮るよ♪」


「一緒に撮ろうな♪」


「うん」




「…ん………師範?大丈夫ですか?ボーッとしてましたよ?俺、片付け終わったんで帰りますね♪」


現実に戻された。


「名前」


「えっ?」



「名前…寧々が良いかな。自分の意思をしっかり持って前を向いて歩いてく」


「寧々かぁ♪でも、師範?まだ男女どっちかなんて「女の子ですよ♪絶対に」



納得したかわからないが“寧々”と命名するらしい。


皆が帰った後、綺麗な月夜の下、酌をしていた。









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