時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜
【総司】
奈々芽の声と一緒に男の声も聞こえた。
18年も経ったんだから他に男が居ても…でも、悲しい。
居てもたってもいれず玄関に出た。
僕には1年の間だったけど、奈々芽は18年だもんね…誰か…。
ムカムカするから男の前で抱きついてやる。
リビングでユックリしてる奈々芽に抱きついた。
「へっ!?だ…誰?」
焦ってる焦ってる♪
「僕だよ奈々芽?」
男の人はお茶を淹れてるけど口が開いてる。
随分、上なんだな。
「そ…じ?」
うん。
「覚えててくれたんだね♪嬉しい。帰ってきたみたい?」
「はい、お茶♪総司君もどうぞ」
僕の事知ってるんだ。