時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜
「機嫌直った?」
「ぜんっっっっぜん!!」
「ね……ね?」
すまなそうに話してくる総司を無視して夕飯を食す寧々
「奈々芽〜……」
今度はコッチが泣く。
「はぁぁ…」
それから数日後
「ママ〜♪佳那汰先輩から付き合ってって…告白されたぁ♪」
病院にまで来て恋愛報告
「″コンコンッ″失礼しまあっ♪寧々さん、お久しぶりです」
「バンビだぁ。相変わらず陰気臭い(笑)」
「こら、寧々!先生を付けなさい」
ママの指導のもと働いてるバンビ事、小鹿真那斗(コジカマナト)。名前から私がバンビと名付けた。
「ねぇ〜バンビも聞いて?私彼氏が出来たの♪」
「えっ!?」
凄いビックリしてる。
「おめでとうとか良かったねとかないの?」
「えっ!?あっ…き、桐生先生、コレのチェックお願いします。し、失礼します」
「あっ!ね、ねぇバン……何なのアレッ」
奈々芽は知っていた。