時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


「ウチは別にお金持ちじゃないな〜ママは普通の女医だしパパもかけだしのモデルだからな普通の家庭だよ」



本当に本当



「ウチは金持ちだけどね……逆に息が詰まる」


「ってか今サラッと言ったけどパパさんモデルなの?マジでお金持ちなの?」



「まぁね…新人モデルだからあんまり仕事ないよ(笑)」



「色々な家庭事情があるんだね」



「東間のウチは?」



「両親は海外で仕事中だからばぁちゃんとじじぃと弟だよ…」



「寂しくない?」



「まぁね。でも頑張って働いてくれてるって知ってるから大丈夫」



ニカッと笑った。



「今度遊びに行こう?夏休み近いし海とかお祭りとか」



音「うん」
総「人混み嫌いだよ〜」







そして昼休み




「何で〜!」



「どうしたのよ」



「お弁当が無い」



「忘れたの?」



「入れたかどうかも忘れた」



今日はお金も持ってきてない。



「貸すよ?」



「金の貸し借り嫌いなんだ…ありがと「ねぇ」



総花ちゃんが声を挟んだ。










< 170 / 199 >

この作品をシェア

pagetop