時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜
バンビと別れて教室に戻ると一斉に集まるクラスの連中に何事?と言う顔を総花ちゃんに向けたら
“イケメン”
と、口パクで返ってきた。
「桐生さんってモデルの総司と知り合いなの?」
「もぅ1人の陰気臭いけどイケメンも知り合い?彼氏?」
バンビ!?まぁ……陰気臭いな。それに無駄にイケメンだし。言ってなかったね〜(^_^;)
「知り合い…って言うか身内かな?」
間違ってない。
バンビには申し訳ないが。
その後も質問攻めで解放されたのは放課後。
「「お疲れ」さま〜」
ぐったりしてる私を屋上に連れ出してくれた。
「生総司はやっぱりカッコイイね〜」
「そうかな?」
苦笑う寧々
「ギャップは誰にだって有るでしょ?」
ギャップかぁ……。
まぁ、ある意味ギャップだな。
本当の時代でもあんなだったのかな?
ふと、あることを考え付いた。