時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜
「人の恋路を邪魔する者は馬に蹴られるんです」
今までに見たことがないバンビに一瞬気を持ってかれた寧々。
「僕も今回は土方さんが馬に蹴られちゃえばいいと思う」
「殺気を飛ばすのは総司だけでいい…」
高志に総司、バンビまでもが威嚇していた。
「すまない。手癖が悪いのは今に始まったことじゃないのは知ってるだろう…許してくれないか」
「次言ったら表出て貰いますから♪」
異様な雰囲気を醸し出してる男性人に気付いた寧々が口を開いた。
「2人は今日から何処に泊まるの?」
桐生家は部屋がもう無いのだ。
自然とバンビに目が向く。
「…えっ!?」
「バンビのマンション2LDKだよね?」
「えっ?」
「多分、次の満月迄だと思うよ」
「えっ?」
「よろしく頼みます!!」
「えぇ〜!!日中は!ご飯は!!銃刀法違反だ…ですけど!?」
「刀はこの家で預かっとくし、日中はこの家で預かっとくし大丈夫だから寝るときだけ!」
おばぁちゃまが頭をさげた。