時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


何もない人生を生きてきた。


何と無く進学校に進み、何と無く医者になろうって思って医大に行って医者になった。



やりたいものも生き甲斐にしたこともなくて、ただナントナクの人生。



そんな僕に渇を入れてくれたのが桐生親子だった。








「小鹿君って頭良いのに死んだ様な目してるね。なんか趣味とか無いの?やりなぁ?」



趣味…



「小鹿?かわいい♪バンビって呼んでいい?…ってか陰気臭いね?イケメンなのにモテないでしょ?」



彼女なんて居ても、どぅ接していいか。
中学時代に何人かと付き合ったが“つまんない”と言われ全て終了した。



高校ではあえて目立たない様に過ごしてたから。



別に趣味が無い訳じゃないし、女性が嫌いとかではない。




趣味とわ言えないけど『プラネタリウム』これは心が安らぐ。



自宅に置ける機械も買った。



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