時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜



ある日の夕方




“彼氏が出来たんだ♪”




上司の病室で聞こえた気になってた娘の声。



俺と普通に接してくれてる人の声。




お二方には大分お世話になってる。



人付き合いの悪い俺は友達が少ない。




ってか中学時代につるんでた奴等と双子の弟しか居ない。




なのに普通に接してくれてる。




一度聞いたことがあった。


“僕と居てもつまんないよ?”



彼女はこう言った。



「そんなことないんじゃない?静かに本(マンガ本)が読めるし?宿題もはかどる(答え教えてくれる)し?何より雰囲気がいいな♪べらべら喋る男嫌いなの。あっ!!でも星の事語るバンビって面白い」




そぅ言われた。




嬉しかった。






だから、決めたのかもしれない。








そんな君がこの先、僕の知らない奴と付き合って…結婚して幸せな顔を見ていたくない。






好きだから


















さようなら















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