時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


刻々と“満月の夜”が近づいていた。





そんなある日の昼休み



♪♪〜♪〜♪♪♪〜♪〜



寧々はバンビに電話をかけた。



「寧々さん?」



「バンビ!?」



「はい」



「何考えてるのよ!!」



「えっ?」



何で、こんなに怒ってるかなんて自分でもわからない。



何で自分が怒られてるかわからない。




「ね…寧々さん?どうかしたんですか?」



どうもこうもない。




「あの馬鹿2人と過去に戻るって…」



「あぁ、その事ですか!!」



「何でそんなに呑気なの!?何で勝手に“旅行行く”みたいに決めちゃうの?」




「寧々さんに許可獲らないと駄目でした?」




それもそうだ。
何でこんなにムキになってバンビの事…?



「………」



「寧々さん…色々お話に付き合ってくれて嬉しかったです…ありがとう」



ムカツク



「バンビのくせに……」



胸がぎゅ〜うって握られるようになるんだよ。





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