時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


「………ぃ……で」



「えっ?」



聞き取れなかったバンビが聞き直した。







けど、電話が切れた。




「寧々さん……」







休憩室から出て廊下を歩いてたら



″ドンッ″



背中に衝撃をくらった…












って言うか、抱き付かれてる。





振り向けば




「寧々…さん?」



思わぬ人物に驚きを隠せないバンビ。




そして、患者や病院関係者がジロジロと見てくる。



「////寧々さん…「行かないで」



へっ?




「あいつらと過去になんか行かないで!!」




そう言われても…。




「僕は自分が自分である場所が有ればいいから。これまで一体何の為に人生送ってきたかなって思い返しても答えが見つからなくて、生き甲斐なんて無かったんです」



貴女と出逢うまで…。



「だから、仕事をまず好きになって何人何十人何百人の人を医療で幸せにしてあげようって。そんな時、近藤さんと土方さんに会って新撰組の専属医師になろうって…」



バンビの目がキラキラ輝いていた。








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