時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜

花火〜其の弐〜



【総司】


厠から出たらおなごがイッパイ集まってきた。


「一緒に遊ばな〜い?」
「かっこいいね♪」

あまり意味が通じない。


「総司…帰るぞ」


おじいちゃま♪


「おじいちゃま♪…」


「お前のおじいちゃまになった覚えは無いがな…居なくなったら妻と奈々芽に怒られる」


照れてます♪


「何て呼べばいいですか?」


「高志…」


「高志さんですね。わかりました♪」


「奈々芽を泣かせるなよ?あの娘は…」


高志さんから聞いた親子関係は何とも悲しいものであった。




< 41 / 199 >

この作品をシェア

pagetop