時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜


隙だらけで眠ってる奈々芽に接吻をしてしまった…。


“バタバタバタバタ”


勢い良く下に降りフカフカ椅子に座り、サッキの自分を思い返し口を手で塞いだ。


何であんなこと…!?



「どうした総司?」


高志さんが聞いてきた。


「奈々芽を見てると沸々と心が暖まってムラッとくるんだ。高志さんコレがなんだかわかるか?」




高志さんの顔から笑みが無くなった。



「総司の事は信じてるが、いつ帰ってしまうか解らない奴を奈々芽と一緒には出来ない。ってのが親心だ、しかし好きになってしまったら物にしろってのは男心だ」


高志さんの言うことは当たっている。




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