時を越えて〜私のパパは歴史上人物〜
【奈々芽】
“僕じゃ無理か?”
一瞬、時が停まった。
って言うか頭が停止した。
「えっ?」
総司?
「いやっ…何を言ってるんだろうか…」
苦笑いの総司に決意を決め抱きついた。
「ぅわっ!?ど…どうしたのだ…?」
「さっきの言葉が嘘じゃなかったら、私を総司の恋人にして」
今度は困った顔になった。
嘘だった?
「すまぬ…言うつもりでわ無かった」
どぅ…言う事?
「……」
無言のまま時は過ぎた。