椿と柊


小さく…とても小さくその音は、この世界に広がった。


私がやっとの思いで辿り着けたのは柵まで…。



「…え…?…なに…?なにが…?」


私は混乱したまま考えた。




この学校は4階建て…。


つまり屋上は5階と同じ…。


そんな高さから落ちたら…死ぬ…?


死ぬよね…?



いや、生きてるかもしれない…。



ここからじゃ、どうやったって確認できないっ…。





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