椿と柊


学校へ向かう途中、まるでドラマに出てくるような桜並木道がある。

私は自宅を飛び出し、走ってそこへ向かう。


ちょうどこの時期は桜が満開で、誰もがピンク色の世界へと引き込まれる一本道。


幼い頃…双子の弟と別れた…。

私にとっては世界で一番切なくなる場所だった。



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