椿と柊

2.いつもと変わらぬ朝だった



9年前に別れた双子の弟…柊の姿を思い浮かべながら、気づくと私は校門に辿り着いていた。


校舎の横にあるグラウンドからは、サッカー部や野球部の賑わった声が聞こえてくる…。


「柊も…サッカーやってたなぁ…」


そんな私は吹奏楽部…。

昔からピアノが好きでやっていたから、とりあえずピアノを弾ける吹奏楽部に入った。

そんな感じ。



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