クリスマスに悪魔がやってきた
「友達なんてな、公園に行って『一緒に遊ぼうよ』って言えばすぐできるんだよ」
「本当に?ダメって言われたら?」
サタンはそう言われて少し腕を組んで考えてしまいそうになりましたが
「そんなもん、言ってみなきゃわかんないし、自分から言わなきゃ始まらないだろ」
と答えました。
こんな風に言ってはいるもののサタンだって友達のつくりかたなんてわからないのです。
でもとりあえず思いついたことをやるしかありません。
サタンは机の上にあったハサミで紙を切り、人の形に見立てて言いました。
「これを人だと思って、『一緒に遊ぼうよ』って言う練習だ。お前はなんだか恥ずかしがり屋に見えるからな。ほら、やってみろ」
「え…えっと、い、一緒に」
「ダメ、ダメ。声が小さい。そんなんじゃ聞こえない」
「うん…えと、い、い、一緒に遊ぼうよ」
「う~ん、表情が固いなぁ。笑顔でいけ。こんなふうに笑って、明るく」
「ぷっ。サタンさん、変な顔」
「何ぃ!?お前のためにやってんだろ!?…あ、待て、その笑った顔だ!!自然でいいぞ、ほら言ってみろ」
「サタンさん、一緒に遊ぼうよ」
「お、いい感じだぞ…って相手はオレじゃねーだろ」
こんな具合にポスカとサタンはすっかり時間を忘れて『一緒に遊ぼうよ』の練習を繰り返しました。
そして2人はいつのまにか朝を迎えていました。
「本当に?ダメって言われたら?」
サタンはそう言われて少し腕を組んで考えてしまいそうになりましたが
「そんなもん、言ってみなきゃわかんないし、自分から言わなきゃ始まらないだろ」
と答えました。
こんな風に言ってはいるもののサタンだって友達のつくりかたなんてわからないのです。
でもとりあえず思いついたことをやるしかありません。
サタンは机の上にあったハサミで紙を切り、人の形に見立てて言いました。
「これを人だと思って、『一緒に遊ぼうよ』って言う練習だ。お前はなんだか恥ずかしがり屋に見えるからな。ほら、やってみろ」
「え…えっと、い、一緒に」
「ダメ、ダメ。声が小さい。そんなんじゃ聞こえない」
「うん…えと、い、い、一緒に遊ぼうよ」
「う~ん、表情が固いなぁ。笑顔でいけ。こんなふうに笑って、明るく」
「ぷっ。サタンさん、変な顔」
「何ぃ!?お前のためにやってんだろ!?…あ、待て、その笑った顔だ!!自然でいいぞ、ほら言ってみろ」
「サタンさん、一緒に遊ぼうよ」
「お、いい感じだぞ…って相手はオレじゃねーだろ」
こんな具合にポスカとサタンはすっかり時間を忘れて『一緒に遊ぼうよ』の練習を繰り返しました。
そして2人はいつのまにか朝を迎えていました。