クリスマスに悪魔がやってきた
公園ではいつものようにたくさんの子どもが遊んでいます。
その中でポスカはいつもと同じ、公園のすみっこにいました。
後ろの花壇に隠れていたサタンが言います。
「ほら、勇気を出して言ってみろって」
するとポスカの前に男の子がやってきました。
ポスカは言いました。
「あ、えっと、い、一緒に遊ぼうよ」
しかしその声は練習の甲斐むなしく、ちいちゃい虫の鳴き声のような響きでした。
男の子にはそれが聞こえたのかどうか、ポスカのほうをちらりと見て、ぷいとまた向こうへ行ってしまいました。
落ち込みそうなポスカにサタンは言います。
「はぁ~、しっかりしろ、ちゃんと言えればきっと大丈夫だから。笑顔も忘れるなよ」
すると今度はポスカの前に女の子がやってきました。
ポスカは一度深呼吸して、胸を張るように言いました。
「あ、あのさ、一緒に遊ぼうよ」
今度ははっきりと言えました。練習通り。笑顔もばっちり。
でも。
「いま、あたしミーちゃんと遊んでるからダメー」
女の子は向こうへ行ってしまいました。
その中でポスカはいつもと同じ、公園のすみっこにいました。
後ろの花壇に隠れていたサタンが言います。
「ほら、勇気を出して言ってみろって」
するとポスカの前に男の子がやってきました。
ポスカは言いました。
「あ、えっと、い、一緒に遊ぼうよ」
しかしその声は練習の甲斐むなしく、ちいちゃい虫の鳴き声のような響きでした。
男の子にはそれが聞こえたのかどうか、ポスカのほうをちらりと見て、ぷいとまた向こうへ行ってしまいました。
落ち込みそうなポスカにサタンは言います。
「はぁ~、しっかりしろ、ちゃんと言えればきっと大丈夫だから。笑顔も忘れるなよ」
すると今度はポスカの前に女の子がやってきました。
ポスカは一度深呼吸して、胸を張るように言いました。
「あ、あのさ、一緒に遊ぼうよ」
今度ははっきりと言えました。練習通り。笑顔もばっちり。
でも。
「いま、あたしミーちゃんと遊んでるからダメー」
女の子は向こうへ行ってしまいました。