ツンデレラな彼女。
*見破られた?
と言って、放課後になってしまったぁ~!絶対おごられない!おごられない!おごられない!

「杉~!ごめんな!遅くなった!集めんの苦労しちゃってさっ!」

「いいよ☆ぢゃぁ、早速やろっ☆早く終わらせて、自分の仕事もしたいんだぁ☆」

これは、ほんとだよ?どっちにしろ、実行委員だけに任せるわけいかないもんね!って、ウチって何でこんな頑張ってんだろ・・・まぁ、学級委員だから?笑

「杉、百面相みたいだよ!笑」

「え?何が?」

ちょいまったぁ~!百面相だった?え、変な顔してた?笑

「杉ってさ、やっぱツンデレだな!今、ちょ~いつもと違うもん!見てて楽しいし!笑」

「いや、元からツンデレぢゃないって言ってますよね?塚、今のどこがツンデレなんだよ!」

ねぇ、思うよね~☆私、正論☆勇太が悪いよね~☆

「いや、そうやってむきになるくせに、ホントはどっかで寂しがり屋で、でも、仕事はこなさなきゃって言う完璧主義だろ?あと、名前呼ばれるのとかに免疫ないから、すぐ赤くなる」

ちょっと待とうか・・・私の知らないところまで分かってる勇太って何者?笑

「いや、そんなことないし」

うん。そんなことない。ただ、感情の出し方が分からなくて、足掻いてるだけ。冷たくしないと、冷たくされるのが怖いだけ。

「ほら、そうやって冷たくあしらう。自分を守ってんぢゃん」
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