キミを守りたくて
キミと
朝の光が部屋へと差し込み、私は目を覚ました。大きく背伸びをし、窓の方へと足を運び、窓を開けた。
「ん-。今日もいい天気」
外の景色はいつもと変わらず、とても綺麗な青い空。空には、元気いっぱいでじゃれあう鳥達。
「あゆ-。ごは-ん。冷めるから早く食べちゃって-。」母の声が家中に響きわたる。
私の名前は白崎あゆ(16)。この名前は母が付けてくれた。私の家は、父が出張でほとんど家にいないので、母1人子1人で暮らしている。
朝ご飯を食べ終えると、学校に行く支度をし、玄関を開ける。
「おはよ。あゆ。」
玄関の外で待っていたのは、彼氏の悠太。悠太とは、付き合ってまだ2ヶ月。付き合い始めたきっかけは、悠太が同じクラスで、私達が両想いで、悠太から告ってきた事から始まった。
「おはよ。悠太」
私達は付き合ってから毎日、一緒に学校へ通っている。だから、学校では公認のカップル。
「あゆ-。ねみぃよ-。」
悠太はいつも私にだけ甘えてくる。でも、デートの時はたまに男らしい事がある。そんな悠太が私は、大好き。
「頑張れ、悠太。」
私達はいつもこんな感じで学校へ向かう。学校でも私達はラブラブなのッ。
「おはよ-。バカップルさん。」
みんなは、いつもこの決まった挨拶をしてくる。
どうせバカップルだもん。仕方ないじゃん。大好きなんだから。
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