恋はあっちむいてホイ
体育が終わったあと、
川上くんのもとに駆け寄った
「か、川上くん!」
「……」
「あたし、勝手だったよ
川上くんの優しさに甘えて…」
「…ずっと甘えてていいのに…」
いつもより低い声で呟いた川上くんは切なそうにやや下を向いた
「ごめん…あたしは優のこと…忘れられない」
「……」
「陰でじゃなくて、優の一番近くで応援したい」
ほんとのことを
川上くんに
伝わるように…
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