海くん、だーいすきっ



こうなったら、アタックしなきゃ!!





「ねえ、藤川くん。」




「あ?」




素っ気なっっ!




「私これから藤川くんの事海くんって呼ぶ!だからー、海くんも私の事葵って呼んでもいいよっ☆」





まずは呼び方だよね!





「誰が海くんなんて呼んでいいつった?それに、ぜってぇ葵なんて呼ばねぇ!」




どうだ!



って言ってるみたいに見下げてくる海くん。





呼ぶなって言われても、




「もう決めたんだもん!」





そう言って私は駄々をこねた。











「…好きにしろ…」





それから、海くんは
“好きにしろ”が
口癖になった。





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