海くん、だーいすきっ
好きなタイプ
翌日、学校へ行くともう既に海くんが居た。
「おはよっ海くん☆」
「おぉ…。」
今日もまた一段と素っ気ない…
そんな事より。
「海くんのさぁ、好きな子のタイプって、どんな子?」
自分で聞いて、どきどきしてる
「んー、あんまタイプとかねぇけど…あえて言うなら…控えめな子?」
えっ…………。
私海くんの好きな子のタイプと真逆だ…
「…そっか……。」
涙が溢れそう。
走って教室を出て行ったら、ここから逃げたって事がばれちゃうから
私は普通に、教室を出た。
向かった先は屋上。
あそこなら、滅多に人は来ないから。