海くん、だーいすきっ
私は屋上の隅っこの方で空を眺めながらずっと考え事をしていた。
諦めないって…
どうしよう?
私は海くんが好きだから、それだけに集中していればいいんだろうけど…
でも…それじゃ、大嶋くんに失礼だよね…
せっかく、こんな何の取り柄のない私を好きって言ってくれた人なのに。
でもそんな事思ったって大嶋くんの気持ちには応えられないんだ…。
なんか私、
海くんに会いたくなってきちゃった…。
そんな事を考えていたら、同時に眠気まで襲ってきてしまった。
気が付く頃はもう、
夕方なのだ。