海くん、だーいすきっ
だって…こんなの夢でしか見られなかったから…
「えっ、ちょっ…泣かすつもりはなかったんだけど……あれ?」
なんか一人でパニクってる。
そうじゃないんだよ。
海くん。
「海くん、私嬉しいのっ」
そう言うと海くんは。
「そうなの?俺まじ焦ったし…でも、お前が嬉しいとなんか俺も嬉しいかも。」
海くんから出てくる言葉が甘くて、私は胸のどきどきがやばい。
今あれを聞いたら、
私の理想通り答えてくれるかな?
「ねぇ、海くん。」
「ん?」
「海くん彼女居るの?」
って言ったら海くんは
「お前が彼女だろ?」
「好きな人は?」
何で今さらそんな事聞くんだよ?
みたいな顔してる。
でも、ちゃんと答えてくれる。
「俺はお前が好き。」
全部、私の欲しい言葉だったんだよ。