天使の顔した悪魔。
そこで、先輩と合流……
だけど、居酒屋に来たのは先輩の頼まれだった。
後輩を合コンに使うのも、どうかと思ったが、何かしら力を貸してくれる先輩だったので、渋々来たけど……
「おいっ!?慶次、こっちだ、こっち」
奥の座敷の入り口で呼んでいる先輩……
明らかに自分がカッコイいと思ってるのか分からないが、ジャケットに身を包んでいた。
明らかに体系にあってない……
スマートでもない体型に、パンパンに無理やり詰めたような服装に思わず目を伏せた……
俺の普段着を見て、慌てて先輩が走って来た。
「おいおいおいおい……その服装はないだろ?」
「なんで?」
分かりきってるが、あえて聞いた。
「お前、合コンだぞ?それが、ジャージって……」
俺は、制止する先輩の手をほどき、奥の座敷に歩きだした。
「大丈夫ですって……先輩」
そう言うと、座敷に入った。