天使の顔した悪魔。
団体でちょっと年上の男女が10名ほど入って来ると慌ただしくなってきた。
頼まれた物をどんどんと翔と作り上げ、美香がテーブルに運んで行った。
客が話し込んで、注文が少なくなってきた時、店のドアが激しく開いた!?
店内にいるみんなの視線がドアに集まる……
男が肩で息をしながら、カウンターの俺達を見ながら言った。
「喧嘩だっ!?止めてくれっ!!」
その男は、さっきまで食べていた居酒屋の店長だった。
もしかして、先輩達が?
まさか……
「俺が行っていいか?」
と、翔に聞くと、すぐに2回頷いた。
俺が行こうとすると、俺より先に美香が出て行った。
これはヤバいと思い、俺も居酒屋の店長とバーを出て行った。
店長は年で置いて行こうかと思ったが状況を知りたくて、小走りしながら聞いた。
「状況は?」
「はぁはぁ……3対……3で……男同士の喧嘩だ……慶次と一緒に……いた奴らだよ……はぁはぁ……」
カズ達じゃないと分かると、先輩が他の男と喧嘩に……
これは、マズいと思い前を見ると美香はもう見えなくなっていた……
余計にマズい……
俺は直感的に感じて、足を速めた。