天使の顔した悪魔。
俺は、それを聞いてカズ達に男達には聞こえないように話した。
話し終わると、カズ達のニューハーフ軍団はジャンケンを始めた。
そして俺は、すぐに男達に言った。
「お前ら……まぁ、喧嘩はやめて俺の提案を聞いてくれないか?今から、お前達を女の子が指名する。それで指名された男は相手の女の子とイヤでも朝まで一緒に過ごすこと?どうだ?」
まぁ、ニューハーフ軍団は見た目や声は、バッチリ女だしハズレはないが、下はまだの奴もいる……
それも知らない男達は、納得して盛り上がっていた……
心の中では、爆笑だが、俺と美香は必死にこらえていた。
カズ達が選ぶとバラバラになり、飲み屋街に消えて行った……
俺と美香が戻ろうとすると、居酒屋の店長が俺に千円札を数枚曲げて俺に差し出した。
美香が受け取ろうと、手を伸ばそうとしたが、俺はその手を叩いて……
「今度、サービスしてくれればいいよ」
と、美香を引っ張り翔のバーへ……