運命~ダイスキな君へ~
なんか凄いドキドキしてきた。






私、まだそんな勇気ないんだけど・・・。






好きな人とそうなるのは幸せなことだと思う。






でも・・・。まだ少し怖い。







「まだしないよ」







「え?」







「ルリが怖いうちはまだするつもりはない。
だから心配しないで」






リュウは優しくそういってくれた。






きっとリュウは分かってたんだ。






私の手が凄い震えてたのを・・・。





私が凄い怖がってたのを・・・。





「・・・ごめんね?リュウ・・・」







「なーんであやまるんだよ!」






リュウはにこっと笑って私の頭をくしゃくしゃにした。






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