運命~ダイスキな君へ~
「俺たちはずーっと一緒だからゆっくり歩いていこうぜ。絶対離れないからゆっくり俺たちのペースで歩こう」







「うんっ。離さないでよ?」







「ぜってー離さないから安心しろっ」









私の初めてはまだまだ先になると思うけど・・・。






リュウがいれば大丈夫。






ずーっとリュウと一緒だから・・・。






そう思ってた、16の冬・・・。







リュウと離れることを考えてなかった私はまだ子供だった。







疑いもしなかったんだ。この幸せが、今は隣にいるリュウが、








私の隣にいなくなるってことを・・・。





まったく疑わなかった・・・。









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