運命~ダイスキな君へ~
「行くぞ、ルリ」







京汰は私の腕を引っ張って、歩き出した。







私は歩く前に後ろを向いてリュウを見たけど、









リュウは下を向いてこっちを向こうとしない。








ーーーー・・・。









学校を出て、少し歩いたら京汰が腕を離した。







「ゴメンな。ルリ」










「なんで、謝るの?私こそゴメンね。勝手に泣いちゃって」









「あのさ、ルリ・・・。さっきのことなんだけど」








・・・さっきのこと・・・。








京汰が私のことを好きってこと?






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