運命~ダイスキな君へ~
「どうしたんだ?」


「見てわかんないの?
走ってんの!」


「あ~。寝坊か。」


「ちがうもん!
ケータイのアラームが・・・」


「はいはい。
じゃあ、がんばれよ。」


川口君は行こうとした。


「まって!」

でも、川口君は止まらない。

「まってってば~!!!」


私は自転車をこいでる川口君の
横に走った。


「お前、足はやっ!!!」


体育は得意だもん!!!


「後ろのせて!!!」


「はあ?無理!」

川口君はスピードを上げた。


負けるか~!!!


「乗せてよ!」

私はまた川口君の横に行った。


「お前、足チョー速いじゃん!
走っていけよ!」


「疲れるもん!
乗せてよ!」


川口君は自転車を止めた。
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