運命~ダイスキな君へ~
その次の日、同じクラスの美香と



京汰が付き合うことになったことを聞いた。



「そーなんだ!おめでと!」



泣くのを必死に我慢した。



精一杯笑って、自分の気持ちがばれないように、




笑ってた。





その日から、私と京汰は必要以上話すことはなくなった。



話すことは話すけど、前みたいに話さなくなった。




それは、京汰が私を避けてたわけでも、



美香が「話さないで」って言ったわけでもなく、




私が見えない壁を作ってた。



これ以上、京汰を好きになんないように。



これ以上、ドキドキしないように。





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