運命~ダイスキな君へ~
「確かに、変って言えば変だったかな。ほぼ初めて話すのに自転車の後ろ乗せろって言うし、バカみたいにイチゴをばくばく食うし、運動神経が勉強と比べてずば抜けてるし・・・。」






俺、何でこんな話してんだろう・・・。やっぱり俺はまだルリのこと・・・。









「リュウ君ってさ、」







そうルリが言いかけたとき








「ルリーーー。来たよーーー」






アズサと美樹の声がした。







「あ。アズサちゃん、美樹ちゃん」







ルリは嬉しそうに2人に向かって笑った。








ルリ、なんて言うつもりだったんだろう・・・。







「あ。忘れてた」






ルリが思い出したようにそういった。







「今度の土曜日、日曜日、月曜日一時退院もらえたの」





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