運命~ダイスキな君へ~
「私、記憶がなくてもリュウにまた恋をしたんだよ」






「うん」







「京汰とかも毎日来てくれてたのに、私はリュウを好きになった」







「うん」








「なんでかな。京汰のことも昔好きだったのにね。でもね、わかったんだ。」







ルリはそういい、続けた。








「私、リュウとの出会いは運命だって思ってる」







ルリのしずくが俺の背中に渡ったのが分かった。







「私はもう、リュウにしか恋ができないんだ」







ルリはにこっと笑ってそういった。





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