運命~ダイスキな君へ~
「乗せてくれるの!?」


「前・・・。見てみろよ。」


「え?・・・うそ・・・。


学校・・・だ・・・。


「ぷっ!」

川口君は急に笑った。


「お前、結局走ってきたじゃん・・・!
まじ速いから!」

川口君は大笑いしてる。


「そんなに、笑わなくてもいいじゃん!
体育は得意だも~ん!」

私もつられて笑っていた。

きーんこーんかーんこーん


「やば!チャイム!川口君
急いで!」


「おお!」


私たちは急いで階段を上がって、

1年E組の教室の前まで来た。


「ちょっと待ってて。」

川口君は少しドアを開けて教室の
中を確認した。

「お前、席どこ?」


「1番後ろ。」

「ばれないように入るぞ。」


「うん。」
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